弘前公園の桜まつりも終わり、GWも明日一日となりました。
連休中、昨年に比べれば少し遠出もしましたが、まだちょっと旅行とかは気が引けちゃいますよね・・・。
早くコロナ前のような生活に戻れることを切に願うばかりです。
そんな中、連休中も仕事ではありましたが、少し仕事をサボってりんご公園を散策しに行きました。
目的はリンゴの花ではなく、敷地内にある古民家「旧小山内家住宅」。
4年ほど前、「伝統再築士」の資格を取得して以来、古民家には触れ合う機会もありませんでしたので、復習も兼ねて見学してきました。
津軽の古民家住宅で好きな居室は「まげ」と言われる場所。
この辺の年配の大工さんたちは、屋根裏部屋やロフトのことを「まげ」と言う人もいますが、
古民家住宅では馬小屋の屋根裏部屋のことで、そこには使用人、津軽弁では「かれご(借子)」と言われる人が寝泊まりしていたそうです。
使用人は朝から晩まで農作業を手伝い、その代わりに些細な食事を頂き、馬小屋の屋根裏部屋で寝させてもらう。
昔の人は凄いなぁと改めて感じさせられます。
昔の家主と使用人との関係、「おおやけ」の家の造り方や生活環境、勉強していて楽しいです。
ただ、当時の生活を体験してみたいとは思いません・・・(笑)。
私の祖父は、おおやけの家で「かれご」をしており、父はそこの「まげ」で産まれたと聞いたことがあります。
今度は他の古民家住宅の「まげ」も見学してみたいです。